2020年10月31日 / 最終更新日時 : 2020年10月6日 岡尾 惠市 序章・あとがき 連載を終えて 「陸上競技のルーツ研究」の契機 この連載のもとになる「陸上競技のルーツ」研究を始めたきっかけは、京都の府立高校赴任2年目の新米教師時代のある恥ずかしい経験でした。1年生男子の授業で、当時の女子80mH規格と「同じ高さ・同 […]
2020年10月30日 / 最終更新日時 : 2020年10月5日 岡尾 惠市 陸上競技のルーツをさぐる 陸上競技のルーツをさぐる73 「混成競技」の歴史 <(そのⅦ)> 「女子混成競技」の歴史 女子の陸上競技に関する記録は古来、ほとんど残っていません。古代ギリシャ・ローマ時代でも、わずかに「ゼウスの妃のヘラ(既婚女性の守護神)」の祭典(=ヘライア […]
2020年10月26日 / 最終更新日時 : 2020年10月10日 岡尾 惠市 陸上競技のルーツをさぐる 陸上競技のルーツをさぐる72 「混成競技」の歴史 <(そのⅥ)> 1985年改定の「採点表」 1985年4月に発効した現行「採点表」は、チェコのV・トリカル博士(.V・Trkal of Czechoslovakia)の指導の下、「国際陸連(当時 […]
2020年10月23日 / 最終更新日時 : 2020年10月5日 岡尾 惠市 陸上競技のルーツをさぐる 陸上競技のルーツをさぐる71 「混成競技」の歴史<そのⅤ)> 「比較数字(Comparison)」の導入 「新採点表」のもう一つの特徴は、当時の世界記録を基準にして各種目で表①に示す「比較数字」という指数を導入したことです。「100mの10秒2、走高 […]
2020年10月19日 / 最終更新日時 : 2020年10月5日 岡尾 惠市 陸上競技のルーツをさぐる 陸上競技のルーツをさぐる70 「混成競技」の歴史<そのⅣ> 「採点表」の改訂とその後の「十種競技」 「混成競技」では、「採点表」の記録の基準によって勝敗の行方が大きく変わります。初めて実施された1912年ストックホルム五輪で混乱を招いたことから、基準 […]
2020年10月16日 / 最終更新日時 : 2020年10月4日 岡尾 惠市 陸上競技のルーツをさぐる 陸上競技のルーツをさぐる69 「混成競技」の歴史<そのⅢ> 陸上競技種目としての「五種競技」 五輪で最初に「混成競技」が実施されたのは1912年のストックホルム大会。男子の「五種競技」と「十種競技」が行われました。 11か国、26名が参 […]
2020年10月9日 / 最終更新日時 : 2020年10月4日 岡尾 惠市 陸上競技のルーツをさぐる 陸上競技のルーツをさぐる68 「混成競技」の歴史<そのⅡ> 「近代陸上競技」における「混成競技」 オールラウンドな能力を持つ競技者が競う「混成競技」は、19世紀中葉から英米各地で開催されました。英国では、1853年の週刊新聞『Bell’s Life […]
2020年10月2日 / 最終更新日時 : 2020年10月4日 岡尾 惠市 陸上競技のルーツをさぐる 陸上競技のルーツをさぐる67 「混成競技」の歴史<そのⅠ> 「混成競技」の呼称と種目 「世界陸連(WAAF)」の規則書では、「混成競技」は陸上競技の各種目を組み合わせて実施することから「combined competition」と呼びます。走・跳・投 […]
2020年9月25日 / 最終更新日時 : 2020年10月4日 岡尾 惠市 陸上競技のルーツをさぐる 陸上競技のルーツをさぐる66 「やり投」の歴史<そのⅤ> 女子「やり投」競技の初期の状況 女子の「やり投」は、1920年代には欧州の陸上競技会で実施されるようになりました。最も古い記録は、英・仏など15カ国の選手が参加して1921年3月にモナコのモン […]
2020年9月18日 / 最終更新日時 : 2020年10月4日 岡尾 惠市 陸上競技のルーツをさぐる 陸上競技のルーツをさぐる65 「やり投」の歴史<そのⅣ> 「両手やり投」種目、登場以降の経過 1912年ストックホルムでの「第5回五輪」では、「やり投」は片手での投てき種目に限られました。しかし、ギリシャ時代以来の「身体の全面的な成長・発達を理想とす […]