2018年12月12日 / 最終更新日時 : 2018年12月2日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(11)スポーツにみられる非言語的コミュニケーション 中教審でも指摘されているように,現在の学校教育ではコミュニケーション能力の重要性が叫ばれている.この時のコミュニケーション能力は言語的コミュニケーションに限定されているが,スポーツでは非言語的コミュニケーション能力が特に […]
2018年12月5日 / 最終更新日時 : 2018年12月2日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(10)川内優輝選手にみられる“丸ごとトレ” 教育方法には分習法と全習法がある.例えば,バスケットボールでは技術をパス,ドリブル,シュートなどに分け,これらの技術が上達したらパス+ドリブル+シュートを組み合わせて学習し,徐々に試合形式に進める分習法と,主に試合を通し […]
2018年11月28日 / 最終更新日時 : 2018年11月11日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(9)記録は劣化する スポーツの成績(記録・勝敗・順位)は心・技・体によって決まると言われる.これらに関与する要素を抽出して科学的に評価することは可能であるが,総合的評価は実績から推測せざるを得ない.陸上競技の実績は定量的評価と定性的評価によ […]
2018年11月14日 / 最終更新日時 : 2019年3月17日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(8)マラソンのトップ集団にみられる社会性 マラソンは決まった距離をいかに速く走るかを競うスポーツである. そのためには,充実したトレーニングやテーパリング(徐々に減っていくこと)などを通じて最高の心身のコンディションで臨まなければならない.一旦スタートすると自分 […]
2018年10月24日 / 最終更新日時 : 2019年3月17日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(7)歩と走 姿勢には,①横位,②座位,立位がある.その中で最も安定した姿勢は横位,最も不安定な姿勢は立位である. 姿勢からみたヒトの安定性の相違は床や大地との接触面積と重心の位置にある. 例えば立位の場合、足の接地面は体表面積の約1 […]
2018年10月10日 / 最終更新日時 : 2019年3月17日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(6)理論値と経験値 からだの大きさはバランスが大切である. その指標として比体重(体重/身長),カウプ指数(体重/身長2),ローレル指数(体重/身長3)がこれまで用いられてきた.これらには一長一短がある. すなわち,体重(分子)は容積である […]
2018年9月26日 / 最終更新日時 : 2018年10月18日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(5)古くて新しい呼吸の話 スポーツ科学の進展に伴って,昔から実践していたことが全く不合理な行為として指摘されることがある.例えば「スポーツを行っている時は暑くても水を飲むな」や「野球選手は肩を冷やすから泳ぐな」である.同じことが呼吸機能にもある. […]
2018年9月12日 / 最終更新日時 : 2018年10月18日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(4)伸張-短縮サイクルトレーニング かつて、摘出された筋肉の収縮効率は約25~30%と考えられていた. ところが,1964年アメリカのDr.Cavabna et alはランニング効率がそれよりも15~20%高くなることを発見し,その原因が着地の際に大腿四頭 […]
2018年8月22日 / 最終更新日時 : 2018年10月18日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(3)姿勢と動きのイミテーション 囲碁や将棋はまず定石から始めるように,スポーツも姿勢や動きのイミテーションから始めると成長が早い気がする.しかし,身に付いた恒久的な動きを形成するためには長年月が必要である. 選手の中には他人の動作(動き) […]
2018年8月1日 / 最終更新日時 : 2018年10月18日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(2)マラソンで2時間を切る条件(下) 2.2時間を切るために残された課題 1)マラソンの記録を決定する条件 マラソンレースの個人の走行スピード(Y)はエネルギーの出力の大きさ(最大酸素摂取量:VO2max×酸素摂取水準:% VO2max)(x)と、このエネル […]