2019年4月3日 / 最終更新日時 : 2019年4月28日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(21)マラソンで大きい風の影響 マラソンで大きい風の影響を検証 2時間突破のさらなる方策は? マラソンの距離42.195㎞を単独で走り通すことは至難の業である. しかし,大勢のランナーと一緒に同じ目標に向かって走ると共働作業効果が得られる. さらに,集 […]
2019年3月20日 / 最終更新日時 : 2019年3月17日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(20)マラソンのレースペースの理想と現実 中長距離レースのペースは走る距離の長さによって異なる.一般には,800mや1500mレースでは,スタートからハイペースで走り始め徐々にペースダウンするオールアウト・モデル(Foster et al, 1994)であるのに […]
2019年3月6日 / 最終更新日時 : 2019年3月17日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(19)続・モニタリングトレーニング 東京五輪の期待の星・競泳女子の池江棃花子選手はツイッターで白血病であることを公表した.世界の水泳界のトップ選手だけにその反響は世界のスポーツ界まで広まった.日本水泳連盟は同じ日に記者会見を行い,白血病の早期発見(?)に至 […]
2019年2月6日 / 最終更新日時 : 2019年2月14日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(18)モニタリング・トレーニングの必要性 わが国ではスポーツトレーニング中にけがをする人が多くなっているが、トレーニング中にけがが多発するのは世界の先進諸国では例外のない傾向のようだ。欧米諸国では特に、クラブ参加者がけがをすることはクラブ経営に影響することから, […]
2019年1月30日 / 最終更新日時 : 2019年2月14日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(17)最大酸素摂取量を測定して半世紀 筆者が大学院に進学した時から今年で50年、半世紀が経過した.進学して最初に先輩から教わったことは最大酸素摂取量(VO2max)の測り方である.当時は労研式ガス分析からショランダー式ガス分析への移行期にあった.   […]
2019年1月23日 / 最終更新日時 : 2019年2月14日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(16)筋力トレーニングのノウ・ハウ 筋力は筋の断面積(太さ)と筋の長さの積によって決まる.ただし,筋の断面積当たりの筋力(絶対筋力)には個人差がある.その主な要因は3種類の筋線維,すなわち,①タイプⅠ(SO線維:収縮速度は遅いが,持久性能力に優れている), […]
2019年1月16日 / 最終更新日時 : 2019年2月14日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(15)マラソン2時間の壁突破は“いつ” “誰が” これまで多くの研究者はマラソンの記録が“いつ” 2時間を突破するかについて過去のマラソンの世界記録の軌跡から推定してきた.古くはAV.Hill(1924)が100mからマラソンまでの記録の伸びが年と共に比例して改善すると […]
2019年1月9日 / 最終更新日時 : 2019年2月14日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(14)筑波大学駅伝チーム再興 戦略と戦術を考える 新春恒例の第95回東京箱根間往復大学駅伝は、東海大学が青山学院大学を破って念願の初優勝を遂げた.昨年10月13日に行われた予選会で筑波大学が17位に終わり,出場権を獲得できなかったことはOBの1人として残念に思う. 実業 […]
2018年12月26日 / 最終更新日時 : 2018年12月2日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(13)最大筋力の“最大”とは何か? 文科省が実施している児童・生徒の基礎体力や基礎運動能力テストでは、全力を出すこと(最大努力)が求められる.しかし,最大努力したか否かを判定する術はない.出されたデータは仕方なく、個人の最大値として記録される. しかし,測 […]
2018年12月19日 / 最終更新日時 : 2018年12月24日 山地 啓司 科学エッセー エッセー(12)スポーツは永遠である 松浦詳山は『常洋子剣談』の中で「勝ちには不思議な勝ちあり,負けには不思議な負けなし」と述べている。偶然に勝つことはあっても,負けは必然的結果に基づくものであると考えたのである. この言葉は多くの勝負の世界で言い伝えられて […]