2020箱根駅伝順位予想

2020箱根駅伝順位予想ができました。

2019年大会は、1位~5位までをドンピシャリ当てました。

 

今年は、筑波大を希望も込めて、シード権獲得としました。

高校時代に追い込んだトレーニングをやらされた選手は少ないと思うので、入学から卒業まで自己新を出せる素地を十分に持っていると思われます。

1区がうまく繋げば、シード権も十分あると分析しました。

順位予想は昨年ほど自信はありませんが、観戦の資料にして頂ければ幸いです。

大会観戦の視点

● 優勝争い…優勝候補は、東海、青学。層も厚く、10人を選択できる。東海はスピードランナーが多く、途中でのアクシデントが心配される。青学、鈴木塁君の体幹の歪みが気になる。東洋は、相澤、西山の2枚看板が力を出せば、優勝もある。駒澤もようやく戦力が整い、往路重視の布陣であれば、上位を脅かす展開を作ることができそう。帝京は安定してきたが、超エースが不在で、5位~シード落ちまで有り得る。

● 【往路】 往路で躓くと、優勝やシード権獲得に危険信号が灯るので、どのチームも往路を重視する。往路・復路の均衡配置ができるのは、東海と青山学院だけである。往路優勝の可能性…東海、青山学院、東洋、駒澤の4大学。

● 【復路】 6区の山下りと10区が波乱を含んだ区間。特に10区は23㎞と距離も長く、高温になる時間帯でもある。熱中症、痙攣、20㎞過ぎからの大幅なペースダウンなどで、大逆転も見られる区間である。

● シード権争い…上位チームも最悪の場合でも、シード権獲得を死守したいと考えている。昨年の6位~10位までは、シード権喪失も有り得る。予選会組からシード権獲得の可能性があるのは、順に、東京国際、神奈川、早稲田、明治の4大学。母校の筑波は、冷静に考えるとシード権獲得は難しいが、身内の願望として加えました。

● シード権獲得…青学と東海以外はこれが最重要の目標。15チームの可能性を予想。最大4チームの下克上が考え 関東学生連合(オープン)…チーム練習はできないが、予選会の力では、15位前後も可能。毎年1区で躓いている。 1区で上位に食い込んで、シード権争いを撹乱するような走りを期待している。

● 【留学生、超エリート日本人(10,000m28分台前半)がいる大学】…1区間で1分以上の貯金ができる大学は有利である。 留学生…拓殖、東京国際、創価、日本、国士舘  日本人…東海、青山学院、東洋、駒澤、國學院、明治、中央学院

● ブレーキが起こりやすい条件…気象条件、選手の過緊張、レース展開など

  • 高温(15℃以上)高湿、無風…特に3区、4区
  • 低温(5℃以下)、低湿、強風…全区間、特に寒暖差の激しい5、6区
  • 過緊張の選手(ひきつった顔、生気のない顔、ぎこちない動きなどが観察できる)…正確な状況判断ができない。
  • レース展開…中継時に前に選手が見えている時の入り方が難しい。特に6区は、下り終わるまで監督車の伴走ができない。…オーバーペース気味になりやすい。シード権争いが激しくなる9区、10区…監督から予定外の指示がでる。勝負をかけたペースアップや安全運転のためのペースダウン…選手のリズムが乱れる可能性が多きくなる。

● 選手のラップタイムの目安…時速20㎞=1㎞ごとのラップは3分00秒が目安

  • 上位選手…1㎞のラップ 2分50秒~3分00秒
  • 好走選手…1㎞のラップ 3分00秒前後
  • 最初の入りが3分10秒以上…調子が悪い
  • 中間地点からラップがじりじり遅くなる…大ブレーキの可能性

※ 昨年は、1~5位までを、ドンピシャリ当てました。選手層や戦力に眼が行き過ぎると、どうしてもその観点からの予想になってしまいます。いつもの自分の経験と勘も勘案すると、上記黄色の欄のようになりました。

 

執筆者

岡田(松永)一彦 1970年卒 千葉県出身

箱根駅伝は43、44、46回大会は1区、45回大会は7区に出場。

1968年の日本インカレ3000m障害で2位。

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