第91回 日本ICリポート(入賞者一覧表有)

男子が40年ぶりリレー2種目制覇  日本インカレは男子3位、女子2位

第91回日本学生陸上競技対校選手権は9月9日から11日まで、好天に恵まれた京都市西京極のたけびしスタジアム京都で行われ、筑波大学は男子が50.5点で3位、女子は59.83点で2位でした。男子は4×100m、4×400mの両リレーで優勝。男子がリレー2種目を制したのは1982年以来40年ぶりの快挙でした。男子の総合優勝は68点の順大、女子は日体大の77点。

男子では200mで鵜澤飛羽(2年:宮城・築館)が20秒54(+1.6m)で優勝したほか、棒高跳で古澤一生(2年:群馬・前橋育英)が5m30で2位、走高跳では藤井稜真(4年:兵庫・兵庫)が2m10で3位に入って表彰台に立ちました。

女子は走幅跳の髙良彩花(4年:兵庫・園田学園)が35年ぶりに大会記録を書き換える6m50(+0.7m)で連覇を果たし、4年ぶりに自己記録(6m44)も更新。三段跳でも13m14(+1.0m)で2位に入る活躍でした。3000m障害ではルーキーの小松夕夏(佐賀・唐津東)が10分20秒29で、ハンマー投でも渡邉ももこ(4年:福井・敦賀)が61m15でそれぞれ2位に入りました。

4×100mリレー(辰巳・富山第一、池田・島原、鵜澤・築舘、齊藤・九州学院)の優勝タイムは38秒86、4×400mリレー(菅野・仙台第一、吉川・千葉東、伊藤・新居浜東、今泉・福岡大大濠)は3分4秒43で制しました。40年前の4×100mリレー(40秒56)は高坂、剣持、有川、麻場のメンバー、4×400mリレー(3分10秒6)は富樫、望月、小池、麻場のカルテットでした。

男子200mを制した鵜澤(2年・築舘)

優勝した4×400mリレーのカルテット

4100mリレーのアンカー齊藤(院2年・九州学院)

女子走幅跳6m50の大会新をマークして連覇を果たした髙良(4年・園田学園)

髙良主将のコメント

全体応援を経験している学年も4年生以上のみとなりましたが、応援団を結成して様々な工夫を凝らしながら、筑波らしいインカレを作り上げることができました。前回大会の男子総合10位、女子総合6位という結果と比較すれば大健闘だったのではないかと思います。しかし、私たちが目指すのは「男女総合アベック優勝」です。大舞台で持っている力を最大限に発揮することは非常に難しく、何が起こるか分からないのがインカレの醍醐味でもありますが、もう一息足りない部分が現チームの課題であると感じました。

手が届きそうで届かない「男女総合アベック優勝」という大きな目標ですが、着実に成長することはできていると思います。選手や応援、男女、ブロックなど総合力を強みとしているからには、全員で優勝を掴み取ったと言えるように次の代へしっかりと引き継ぎ、来年以降のチームの飛躍に向けて残りの任期も主将としての役目を果たし切ります。

今後とも、筑波大学陸上競技部の応援をよろしくお願い致します。

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監督からの報告、主将、優勝者からの学生コメントが掲載されています。

入賞者

男子

女子