26年ぶりに箱根出場へ!【個人成績追記】
筑波大学が26年ぶりの箱根駅伝本戦出場を決めました。10位までが本戦への出場権が得られる予選会でなんと6位。前年の17位から大きくジャンプアップする奇跡的な走りで、日大、早稲田、中央など名門校を抑え、61回目の出場権を獲得しました。
筑波大学を応援していただいたみなさまに感謝します。いったん休養し、箱根に向けた合宿やトレーニングを始めます。早速ですが、食事、体調管理にかかる費用などを補う支援金を、どうかよろしくお願いします。
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箱根支援口座
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晴れでやや気温が高いコンディション。10kmの途中計時(10番目の選手の通過順位)では12位でしたが、15kmでは9位に浮上。20kmでは8番目と順位を上げてそのままフィニッシュ(ハーフマラソンの距離:21.0975km)しました。
しかし、これはあくまで10番目の選手がフィニッシュした順番。総合タイムとは別なので、果たしてどうなるかと思っていましたが、まさかの6位という好成績でした。
弘山勉駅伝監督は、今年のメンバー、仕上がりにはかなりの手応えを感じていたようですが、さすがに6位までは想定していなかったはず。結果発表前のインタビューでは「今は祈るだけ。学生は力を出し切ってくれた。感謝したい。たくさんの方に支援していただいているので恩返ししたかった。結果を待ちたい」と興奮気味に話していました。
長らく低迷していた筑波大でしたが、2015年に実業団の強豪、資生堂の監督だった弘山勉さんが駅伝監督に就任。初年度はタイムを縮めたものの前年から順位をひとつ落として22位に終わりました。翌年は24位とさらに順位を落としましたが、2017年には19位と上向き、昨年は17位、突破ラインにあと8分32秒とようやくチーム強化が軌道に乗ってきました。
今年1月の本戦5区に、関東学生連合として選ばれた2年生の相馬崇史(佐久長聖)が、「桐の葉」を胸に12年ぶりに箱根路を走り、近い将来の復活をアピールしました。
しかし、正直に言って、3年生が充実している今年は突破ラインに迫る順位で走ってくれればいい。本当の勝負は来年だと思っていました。それが昨年の記録を2分5秒も上回って6位。気温が上がったこともあり、1位のタイムが前年より17分31秒も遅く、各校が軒並み10分前後タイムを落とす中で、上位20校では唯一タイムを短縮したことは快挙と言えます。おめでとう!
予選会成績
大学名 | 記録 |
1.東京国際大 | 10.47.29 |
2.神奈川大 | 10.50.56 |
3.日体大 | 10.51.09 |
4.明大 | 10.51.42 |
5.創価大 | 10.51.43 |
6.筑波大 | 10.52.18 |
7.日大 | 10.54.29 |
8.国士舘大 | 10.55.21 |
9.早大 | 10.55.26 |
10.中大 | 10.56.46 |
11.麗沢大 | 10.57.12 |
12.駿河台大 | 10.58.44 |
13.上武大 | 11.00.16 |
14.専大 | 11.01.57 |
15.城西大 | 11.02.27 |
16.東農大 | 11.05.05 |
17.山梨学院大 | 11.06.14 |
★昨年も次点で箱根を逃した麗沢大は、
今回も26秒差で涙をのみました。
個人成績
以下は予選会個人成績。
順位 | タイム | 名前 | 学部 | 出身 |
13 | 1.03.52 | 金丸逸樹 | 体育・4 | 長崎・諫早 |
19 | 1.04.01 | 西 研人 | 体育・3 | 京都・山城 |
20 | 1.04.04 | 猿橋拓己 | 理工・3 | 神奈川・桐光学園 |
40 | 1.04.44 | 相馬崇史 | 体育・3 | 長野・佐久長聖 |
53 | 1.05.01 | 川瀬宙夢 | 医学・5 | 愛知・刈谷 |
119 | 1.05.59 | 小林竜也 | 体育・1 | 茨城・水城 |
121 | 1.06.01 | 岩佐一楽 | 体育・1 | 千葉・東邦大付属東邦 |
135 | 1.06.11 | 山下和希 | 体育・3 | 愛知・愛知 |
159 | 1.06.32 | 伊藤太貴 | 体育・2 | 愛知・岡崎北 |
184 | 1.06.52 | 山本尊仁 | 理工・2 | 大阪・春日丘 |
194 | 1.07.02 | 杉山魁声 | 体育・2 | 千葉・専大松戸 |
246 | 1.07.56 | 児玉朋大 | 体育・3 | 熊本・千原台 |
チームトップの13位でフィニッシュした金丸は、前年の89位から76位も順位を上げました。
19位の西は122位から100番以上のジャンプアップ、20位の猿橋は214位からの大躍進でした。
前年67位でチームトップだった相馬は40位に浮上しましたが、チームで4番目の順位。それだけメンバーの地力が伸びたわけで、前回は2人だった100位以内が5人を占めました。
1年生の小林、岩佐が119位、121位と健闘したのも心強い結果。
来年はチームトップの金丸と5番手の川瀬が抜けるが、その穴を埋める人材は、ご心配なく。下級生に何人もいます。大学には、今年だけでなく来季以降も続けて箱根に出場できるようスカウティング、育成強化に励んでもらう。OB・OGはせっせと支援金を送ること。これが常連校への道です。
(本文:船原幹事長からのメールより)
(写真:OB 杉本孝公君より)