個人選手権開催中の平塚で 2019年度総会・懇親会 を開催

筑波への橋渡し、3期目・宮下会長ら役員留任

2019年度の総会・懇親会が6月7日(金)、日本学生個人選手権開催中の平塚市「グランドホテル神奈中 平塚」で、日本学連や地域学連理事を務めるOBらを含む31人が参加して開かれました。2期4年間務めた宮下憲会長ら現役員の留任が承認されたほか、昨年から運用を開始したホームページ(HP)や、増加傾向にある支援金に関する報告がありました。

宮下憲会長は「筑波世代へのバトンタッチという役目で精いっぱいやってきました。就任当初に掲げた課題は先輩方がご苦労された案件だけに、すべてを解決するに至りませんでしたが、ホームページ開設や、総収入増額といった一定の成果を挙がることができました。先輩方からも引き続き活動するようにとの励ましがあり、あと2年精いっぱい務めてバトンタッチしたい」と3期目に向けた抱負を述べました。

総会で挨拶する宮下憲会長

昨年4月に開設したHPに関しては「まだ開設を知らない、知っていても開いたことがない方も多い」のが実情。SNSの活用や、若い世代への働きかけによってアクセスを増やすことなど、今後の課題にも言及しました。

決算報告では、HP開設・運用経費が会報発行を年1回にしたことによる削減とで相殺されたこと、支援金が昨年の約53万円から約70万円に増加したことなどが報告されました。この結果、懸案だった大学競技部への支援金をひとまず20万円増額して120万円とすることなどが承認されました。しかし、会費などの収入増はあるものの納入者数自体は増加しておらず、新たな納入者拡大という課題が残るとの指摘がされました。

総会で会計報告する熊原会計

会則第11条(会費)改正の提案があり、これまで「60歳を迎えた会員が特別会費(3万円)を支払えば、以後の年会費を免除する」との項目を「65歳を迎えた会員が特別会費(3万円)を支払えば、「終身会員」として以後の年会費を免除する」とする改正案が承認されました。年金支給開始年齢が65歳となって還暦後も仕事を続ける傾向が強まっていることなどの社会情勢を踏まえた提案で、これまで明確でなかった「終身会員」を新たに位置付けた改正です。

「競技部の充実・発展に寄与する事業の就職に対する協力」の一環として、2019年の卒業生が2人、先輩方の企業への就職が決まりました。鴨下礼二郎(1961年卒)さんが取締役会長を務める小金井精機製作所へ長距離の村上諄(盛岡四高)が入社し、鴨下さんと同級の大岡久恵さんが理事長を務めるジャック幼児教育研究所へは小倉希望(鹿児島高~環太平洋大~筑波大学院)が採用されました。両先輩からは競技部・箱根駅伝へ強力な支援
を受けていますが、就職でも大きなサポートをしていただきました。

会員名簿の整備や支部との連係強化などまだ“永遠の課題”はありますが、これら会の基盤をしっかりしたものにし、次世代へ繋げたい。宮下会長のこうした思いを3期目のテーマとし、精いっぱい務めますので、変わらぬご支援、ご協力をお願い申し上げます。

総会の司会進行役を務めた中村由紀子さん

 

佐藤、市村両先輩の「喝!」で懇親会開宴

雨の競技終えたばかりの若薗茜選手も挨拶

総会後の懇親会は最長老の佐藤良男さん(1955年卒)が「挨拶は短く、付き合いは長く」の簡潔な言葉とともに乾杯の音頭をとって開宴。傘寿(80歳)を迎えてなお、スポーツ心理学者として欧州の最先端コーチ学を研究する市村操一さん(1961年卒)が「日本のコーチ学は鎖国状態」と若いコーチ陣へハッパを掛けました。

簡潔な乾杯の音頭だった佐藤先輩

傘寿(80歳)でもキレキレ研究者の市村さん

 

大学からは、谷川聡監督が関東インカレの結果を踏まえた日本インカレへ向けたチーム状況が報告され、箱根を目指す長距離の弘山勉コーチからは10月の予選会へ向けて戦力が厚みを加えてきたとの心強いリポートがありました。雨にたたられたこの日の個人選手権女子棒高跳びで2位に入った若園茜さん(大学院1年:県岐阜商)が「恵まれた環境で競技ができることに感謝しています」とさらなる飛躍を誓っていました。

チーム状況を報告する谷川監督

箱根予選会へ戦力アップと報告した弘山コーチ

この日の女子棒高跳び2位の若薗茜さんも挨拶

 

記念撮影の後、出席者全員で肩を組んで「宣揚歌」を斉唱して平塚の夜を締め括りました。

懇親会を終えて集合写真

 

2018年度会務報告

1 総会開催 2018年4月16日(月)18:00~汐留「KITEKI」出席者28名

2017年度会務報告
  • 2017年度決算報告
  • 2017年度監査報告
  • 2018年度事業計画案
  • 2018年度予算案
  • 2018年度役員等

2 懇親会開催

  • 総会時 2018年 4月16日(月)「KITEKI」     出席者28名
  • 三重総体期間中 8月 3日(金)「伊勢シティホテル」 出席者25名
  • 福井国体期間中 10月 7日(日)「ハイウェーカフェ」 出席者38名

3 役員打ち合わせ

4/3、6/14、12/2、4/9 4/30   特別委員会3/20、他に会報編集会議

4 会報

第25巻     2018年4月25日発行  8ページ  発行1800部

5 ホームページ開設・運用

沖村(旧姓今村)瑠璃幹事のオフィスに立ち上げ作業を依頼し、2018年4月に開設して運用を開始。インカレの大会リポートや写真、箱根駅伝予選会の結果報告を始め、総会・懇親会開催の案内、各地の支部懇親会や同窓会の報告などを掲載。他に「陸上競技のルーツを探る」「山地教授の科学エッセー」なども連載中。

6 筑波大学陸上競技部支援・応援

  • 支援金 100万円贈呈
  • アジア大会代表選手激励金贈呈(6名✕5万円)
  • 世界ジュニア代表選手激励金贈呈(2名✕1万円)
  • 関東インカレ(相模原・ギオンスタジアム)日本インカレ(川崎・等々力)
箱根駅伝予選会など応援
  • 関東インカレ激励会出席、日本インカレ激励会出席
  • 平成30年度表彰式・同部員章授与式出席(OB・OG会賞授与)

7 会員名簿整理

都道府県連絡担当者、大学側との情報交換・共有化

8 都道府県支部との情報交換

 

他当日の様子

2人のキャプテン:筑波1期生の栗山さんと1971年卒・阿保さん

箱根で活躍した渋谷さんと弘山監督

グラス片手に永井さん、蕎麦を食べる船原さん

谷川監督と関東学連・有吉会長

左から大岡、佐藤、小松、市村4先輩そろい踏み

左から三條、熊原、植木、船原、岡野の各氏

左から永井、有吉、田中、大森、原間の各氏

7月の茗渓会で箱根プロジェクトを紹介する船原幹事長

関東学連の有吉会長が中締めの挨拶

大学スタッフ(前村、大山、谷川)と小松さん

大学スタッフ(谷川、大山、前村)と田中さん