MVPに短距離の山下とやり投の桑添

2018年度の各部門表彰選手を発表

2018年度の筑波大学表彰式が3月20日に行われ、男子は短距離の山下潤(3年:福島高)、女子はやり投の桑添友花(2年:宮城・古川黎明高)が最優秀選手賞に選ばれ、尾縣貢部長から賞状と賞品が贈られました。

2年連続受賞の山下は、5月の関東インカレの200mで追い風参考ながら20秒31で圧勝。9月の日本インカレでは強い向かい風の中で20秒66の好タイムをマークし、両インカレを初制覇しました。6月の日本選手権では3位に入り、初出場した8月のアジア大会(ジャカルタ)では男女混合リレー(5位)で奮闘しました。

桑添は52m91で関東インカレを初制覇し、6月の日本学生個人選手権では56m86の自己最高で優勝しました。日本インカレは54m42で2位でしたが、7月のU20世界選手権(フィンランド・タンペレ)では55m66で銀メダルに輝きました。

3年生以下が対象のOB・OG会賞(旧松田岩男賞)には、女子三段跳びの剣持クリア(3年:山梨学院大付高)が選ばれ、宮下憲会長が賞状と賞品を授与しました。剣持は関東インカレで13m09、日本インカレでは13m12(+2.3m)を跳んで両タイトルを獲得しました。

優秀賞には女子ハンマー投げで日本インカレを制した江原宇宙(4年:埼玉・進修館高)を選出。4年間を通じて女子総合優勝に大きく貢献した短距離の松本奈菜子(4年:静岡・浜松市立高)と、男子で関東インカレ4位、日本学生個人選手権2位、日本インカレ5位と3大会すべてに入賞した医学類の薬師寺亮(4年:大阪・大手前高)に努力賞が贈られました。松本は日本インカレ(2位)の400mで53秒52の筑波大記録を樹立しました。

尾縣部長は「外部からの評価は主に結果に基づくが、内部のこの表彰は結果以外のことも含めた評価なので、それだけの価値がある」と受賞者をたたえ、宮下会長は「自分の立ち位置をしっかりとらえ、期待に応えてほしい。筑波大OB・OG会のネットワークは生涯の宝。卒業生は、これからサポートする側に回ってほしい」とはなむけの言葉を贈りました。

OB・OG会賞を受賞した剣持クリアと宮下会長

最優秀選手賞に選ばれた女子やり投の桑添友花(左)と男子短距離の山下潤。