会長挨拶_2018年春
会長 宮下 憲
筑波大学陸上競技部OB・OG会は、本会がめざす「会員相互の連携と親睦」と「筑波大学陸上競技部の充実・発展」という二つのテーマを推進するために、ホームページ(以下HP)を開設しました。
昨今の目覚ましいITの普及によってコミュニケーションのスタイルが劇的に変わり、インターネット利用が日常になってきました。世代を超えるネット時代を迎えたといってよいでしょう。還暦を超えたわれわれの世代ではインターネットに不慣れな方もあるかと思われますが、この機会にぜひ慣れていただき、利便性を手に入れていただきたいと願っています。
本会の第一の趣旨である会員相互の連携と懇親を深める活動をHP上で展開します。これにともなって、今まで郵送でお届けしていた年2回の会報を年1回の発行にし、内容もコンパクトにします。従来の紙媒体の会報は情報の流れが一方向でしたが、今後は会員間の幅広い情報伝達・交換が可能になり、機動性に富んだOB・OG会活動が展開されるはずです。HP構築には数十万円の初期投資が必要ですが、開設後の運営経費は僅かとなります。会報発行にかかる印刷と発送の経費はほぼ半減する見込みですから、その削減分を本会の第二の目的、母校競技部への支援金増額につなげたいと考えています。
母校競技部では男女のアベック優勝という高い目標に向かって日々の練習に励んでいます。箱根駅伝出場を目指したトレーニングや選手獲得に懸命な試みも展開されています。大学も箱根復活プロジェクトを立ち上げるなど支援の輪が広がり、大学のスポーツ支援組織であるTSA(筑波スポーツアソシエーション)と共にクラウドファウンディングに参加するなど、本会が十分に果たせない部分の支援もいただいています。中長距離OBによる箱根支援組織もありましたが、これらすべての活動をHPが支えることになるはずです。母校競技部と駅伝チームのHPは既に稼働しており、今回の本会HP開設によって3者がウエブ上で繋がり、競技部を取り巻く多くの活動を一覧できることになります。それぞれの活動が一層、活性化することが期待されます。
若き日に仲間とともにグラウンドで汗を流し、陸上競技に青春を捧げた学生時代からそれぞれの時が流れました。筑波のグラウンドでは今でも、同じ志を抱いて全国から集まった後輩たちが部活動に励んでいます。その後輩たちの活動や全国のOB・OGの近況や活躍もHPを通じてこれまで以上にお伝えするつもりです。これを機会に、後輩たちにはぜひとも側面からの温かいご支援をお願いします。
OB・OGからの情報、具体的には研究成果やエッセー、地域での活動の紹介など、読み応えのある記事や楽しい写真なども積極的に掲載していきます。陸上競技だけでなくさまざまなスポーツやその周辺の話題も可能な限り取り上げ、OB・OG会活動の枠を超えたスポーツ・フォーラムの場にできればと考えています。HPを通じて「見るスポーツ」や「支援するスポーツ」など、みなさまのスポーツ活動の幅が広がり、豊かになることを願っています。
2018年 春