日本インカレ総括
勝負強さ発揮できず男女とも2位 アベック制覇達成は来季へ
榎本靖士監督(1996年卒)
男女アベック優勝を目指した戦いはどちらも総合2位という結果に終わりました。
トラックでは、男女短距離に故障者が多く出てしまい厳しい戦いとなりました。中長距離は男子が0点に終わりましたが、女子は5000m以外のすべての種目で入賞(得点)し、23点と大きく貢献しました。男子跳躍は走高跳と棒高跳で得点したものの幅と三段で得点できず、女子は走高跳と走幅跳で3人入賞を果たしましたが、上位に食い込むことができず、得点が伸びませんでした。投てきは男女とも大学院生が活躍し、2つの優勝を飾りました。
しかし、今大会では全ての種目を通じて優勝は3つにとどまりました。全体でも4位や9位、10位が多く、勝負強さを発揮できませんでした。男子では順大が4連覇、女子では日体大が4連覇となり、4年生は同じ大学に負け続けたことになります。
コロナでさまざまなチーム内での競い合い、チームマネジメントや協働体制が途切れた結果、インカレで勝つ気概や雰囲気が薄れてしまいました。これを取り戻すことが私の大きな責任でしたが、十分な結果を得ることができず残念です。来年以降の3年生以下の奮起に期待したいと思います。