第100回関東インカレ壮行会報告
観客席もグラウンドも横いっぱいに広がり
コロナ禍で第100回関東インカレ壮行会
会長 宮下 憲(1970年卒)
100回目の記念大会となる関東インカレの壮行会が、5月15日(土曜日)9時から筑波大学陸上競技場で開かれました。密にならないように、参加者はグラウンド、観客席とも横いっぱいに広がって着席。代表選手は一部男子47名、女子38名、3部大学院の部13名、女子2部大学院の部2名が整列し、種目ごとに紹介されました。
尾縣貢部長(1882年卒)が「コロナ禍でスポーツをしていることの意味や意義を問い、コロナ禍でどのくらい競技力を発揮できるのか自己評価を行うこと。過大な評価を控え、今できる範囲内で十分に力を発揮してほしい。サポートしている諸君とともに4日間頑張ってほしい」と挨拶しました。
榎本靖士監督(1996年卒)からは「監督になって初めて指揮を執るインカレ。陸上競技の原点は一堂に会し、誰が強いのかを決めることにある。対校戦で総合優勝するにはフィールドが強いことが条件となる。トラックでは力が分散するので戦略や気持ちを強く持って戦い抜くことが大事。総合優勝はスター的な存在の選手が出ないと難しいものなので、多くの選手がその座に付けるように力を発揮してほしい。応援に行けない人も含め、一丸となってよい戦いをしてほしい」との激励のコメントがありました。
観客席もグラウンドも横一杯に広がって壮行会を開催
挨拶する宮下会長
宮下は「100回の記念大会であり、記憶に残るインカレで成果を出し、良い思い出につなげてほしい。筑波大学はコロナ禍でのトレーニング環境に制約が多く、思うようなトレーニングできなかったようだが、昨年は女子が総合優勝するなど、120年近く続く部の伝統を良く繋いでくれていることに感謝している。女子には今年も大いに期待をかけており、男子には昨年のリベンジを望みたい。高い潜在能力に磨きをかけた姿を見せてほしい。全国の卒業生に良い結果を報告し、元気を与えられるよう頑張っていただきたい。個人としては会長として最後のインカレになるので、応援に駆け付けたい」と挨拶しました。
兵藤秋穂主将(4年:宮城・古川黎明)が「社会情勢がどのような中でも現在やるべきことを淡々とやるしかないのではないか。競技部の目標は男女のアベック優勝だが、個々人の目標の達成がなければ部としての目標達成ができない。各自の取り組みが大事。今回は応援に行けない人もいるが、団結力を発揮してインカレを戦おう」と決意を述べ、小林裕季男子副主将(4年:京都・花園)と吉岡美玲女子副主将(4年:石川・星稜)が「インカレを前に不安、緊張感、楽しみはあるが、やるべきことをしっかりやって5日間準備をしよう。チーム筑波で戦いましょう。僕たちならできる」「代表選手は楽しんで競技してほしい。選手になれなかった人は悔しさをバネとして次ぎに準備してほしい。一丸となってインカレに向っていきましょう」と呼び掛けました。
決意表明する兵藤主将
好天に恵まれた壮行会は40分ほどで終了。5日に開幕するインカレに向け、各ブロックが早速、最終調整に移りました。
コロナ禍という厳しい環境下ですが、すべての選手がトレーニングの成果を存分に発揮してほしい。秋の日本インカレではさらなる活躍をと願いながら帰途に就きました。全国OB・OGのみなさまには、精一杯の努力を重ねてきた学生たちへ大きな声援を送っていただきますよう、お願い申し上げます。
標準記録突破者リスト
男子
女子