第101回関東ICリポート(入賞者一覧表有)
男子は3位へ上昇 女子は115点で2位 新国立で初の関東インカレ
関東インカレが5月19日から22日までの4日間、新国立競技場で行われ、筑波大は男子がトラック、フィールドともまんべんなく得点して総合75点で3位でした。優勝は131.5点の日大。女子は6種目を制して多種目優勝を飾ったものの、115点で2位にとどまりました。優勝は大量186.5点を稼いだ日体大。
女子では主将の高良彩花(4年:兵庫・園田学園)が走幅跳で6m38を跳び4連覇を果たし、三段跳でも12m93で優勝する大活躍。100mは三浦由奈(3年:宮城・柴田)11秒74で制し、1500mでは、樫原沙紀(3年:広島・呉三津田)が4分16秒41の大会新で快勝しました。棒高跳では塩崎泉(4年:愛知・至学館)が4m00で優勝し、ハンマー投では渡邉ももこ(4年:福井・敦賀)が58m30で勝って3位の真鍋綾萌(4年:岡山・玉野光南)とともに表彰台へ上りました。
三段跳を制した髙良のダイナミックな跳躍
1500mに優勝した樫原と小松
4mで優勝した塩崎泉3m90の跳躍
ハンマー投を制した渡邉ももこ(右)と3位の真鍋綾萌
男子は100mで2位(10秒32)に入った鵜澤飛羽(2年:宮城・築館)が、200mでは20秒77で快勝して復調の気配。走高跳は藤井稜真(4年:兵庫・兵庫)が2m11で制し、棒高跳は昨年ルーキーで優勝した古澤一生(群馬・前橋育英)が2位(5m20)にとどまりました。400mでは今泉堅貴(3年:福岡大付属大濠)が46秒60で2位、3000m障害は松村匡悟(4年:栃木・佐野日大)が8分55秒93で3位に入ってそれぞれ表彰台へ上がりました。
200mで優勝した鵜澤のフィニッシュ
走高跳の表彰式 優勝した藤井稜真
古澤一生は惜しくも連覇を逃して2位(5m20)
400mで2位の今泉堅貴
特筆できるのは、男女のリレー4種目(4×100Rの男子は8位、女子は4位:4×400Rの男子は5位、女子は6位)すべて入賞したこと。優勝争いに絡めなかったとはいえ、このところ不振だったリレー種目に光が見えてきました。総合優勝争いでも戦えるレベルになってきたので、男女アベック優勝へ力を尽くしてほしいものです。
入賞者一覧
第101回 関 東 イ ン カ レ 報 告
監督 榎本靖士
第101回関東学生対校陸上競技選手権大会が5月19日〜22日に国立競技場において開催されました。
2年ぶりの有観客開催で、仲間の応援やサポートがいるなかで選手は戦うことができました。
対校の結果は、男子が75点で3位、女子が115点で2位でした。
優勝は、男子200mで鵜澤飛羽(築館高・宮城)、走高跳で藤井稜真(兵庫高)、女子100mで三浦由奈(柴田高・宮城)、1500mで樫原沙紀(呉三津田高・広島)、棒高跳で塩崎泉(至学館高・愛知)、走幅跳と三段跳で高良彩花(園田学園・兵庫)、ハンマー投で渡邉ももこ(敦賀高・福井)でした。
女子はフィールド優勝と多種目優勝を手にしました。
優勝を除く入賞数は男子が15、女子が17でした。
男子はトラックが、女子はフィールドがより活躍した印象ですが、男女とも全種目にわたってよく善戦したと思います。
男子は過去数年では最もよい順位、女子も連勝していたときの得点水準でした。
新国立競技場での開催は選手ばかりでなく応援やスタッフも興奮し、不慣れな部分はありましたが、熱い4日間となりました。
4日間で何本も走ったもの、しばらくくすぶっていたところから結果を残したもの、教育実習中にもかかわらず健闘したもの、など数字に残る結果ばかりでなく、筑波大学らしい伝統の戦い方が随所にみられました。
応援は拍手のみでしたが、応援席から選手に贈るエール、選手も応援席に応える姿に心を打たれました。
本来の姿となった関東インカレは学生たちの大きな成長の機会になったと思います。
応援にかけつけて頂いたOB・OGの方々、ネット配信やTVで応援していただいた方々、大会を開催していただいた関係者の方々にお礼を申し上げます。
9月に京都で開催される日本インカレには大学院生を加えて、男子は3位以上、女子は優勝を奪還すべく、さらなる努力を重ねたいと思います。
引き続き、ご声援とご支援のほど、よろしくお願いいたします。
他写真
3000mSCで2位に入った本庄悠紀奈のフィニッシュ
女子棒高跳で優勝した塩崎泉
走高跳で3位に入った小林美月
走幅跳4連覇、三段跳も制した高良彩花