関東インカレ女子総合優勝祝勝会

「ワクワク、ドキドキ」を納得するまで 関東インカレ女子総合優勝祝勝会報告

OB・OG会会長 宮下 憲(1970年卒)

 

関東インカレで総合優勝した女子の祝勝会が7月10日、筑波大学内のレストランプラザで午後7時から開かれました。昨年の日本インカレ祝勝会同様、参加者は女子部員のみで華やいだ雰囲気。

OBで関東学生陸上競技連盟の有吉正博会長(1970年卒)が出席、会に華を添えていただきました。

 

尾縣貢長の挨拶に始まり、関東学連会長、OBOG会会長の祝辞と続きました。尾縣部長は、スポーツでは勝敗の厳しさや切なさ、挫折、敗北、勝利の喜び、勝利の切なさなど様々な体験をすることができるが、勝っても負けても人を成長させてくれるものであると述べ、現役中に「ワクワク、ドキドキ」することを最後まで納得するまでやっていただきたいと激励。そのことが勝敗を分け、インカレの連覇や一人一人の目標を達成することに繋がるとエールを送りました。

祝辞を述べる尾縣貢部長

 

有吉会長は、関東学連会長というよりも今回は1人のOBとして駆けつけたと前置きし、以前勤めていた東京学芸大が今インカレで最後の4×400mリレーで転倒し0.5点差で一部昇格を逃した例を紹介。3年前に筑波大が日体大と総合得点で並んだ末に優勝種目数差で連勝をストップされた例を見るまでもなく、インカレでは1点の厳しさがあり、そのような中で28回もの優勝を成し遂げていることに敬意を表したいと述べました。尾縣部長の「ワクワクドキドキ」を受け、いまは桐の葉を見るとワクワクして応援したい気持ちになると応じました。関東学連はことし創設100年目を迎え、関東インカレは2年後には100回大会となる。その過程で筑波のみなさんには一層力を発揮してほしいし、願わくば中長距離や女子駅伝で更なる活躍を期待している。筑波の力に期待しているし、いつも応援していると結びました。

祝辞を述べる有吉正博関東学連会長

 

宮下は、今回の関東インカレでは全得点のほぼ半分を投擲ブロックが獲得し、投擲4種目中3種目で優勝、円盤投げでも2、3位を占めるなど快挙といえる活躍でした。また学年別では1年生がトップの44点を挙げ、4年生、3年生、2年生と続いた。1年生は今後のトレーニングで強くなり、さらなる活躍に繋げてほしい。筑波大学陸上競技部員に競技面で期待されていることは、常に大学日本一のチームであってほしいことと、日の丸をつけて海外で活躍する選手を輩出することです。諸君のリミッターをひとランク引き上げる努力と工夫をし、秋の日本インカレを足掛かりにし、来年のオリンピックに繋げてほしいと期待を述べて挨拶としました。

祝辞を述べるOB・OG会の宮下会長

 

3名とも3分間の“約束時間内”で挨拶を終え、開始17分後には大山圭悟副部長の発声で乾杯、懇談へ移りました。乾杯後も、あちこちから杯を合わせる音が聞こえ、喜びを分かち合う光景が広がりました。まもなく学生たちが次々に指導スタッフやわれわれ来賓の周囲に集まってくれて乾杯を重ねました。これまでにないうれしい体験。悔しい思いをした学生も多い中で、総合優勝した集団の笑顔はどの学生も輝いており、次を目指す強い思いも感じられました。

 

出場選手の挨拶に続き、最後に女子主将の剱持クリヤさん(山梨学院大附、4年)が、今回の反省を踏まえ秋に向けた決意を述べて締め括りました。

挨拶する剣持クリア女子主将

 

今回の祝勝会に際し、OB・OG会から学生に「お祝い」と指導スタッフには「スタッフ功労賞」を贈呈。最近のOB・OG会役員会で内規を整理し、祝勝会では「学生にお祝い」、「指導スタッフにスタッフ功労賞」を贈ることを決めていました。指導スタッフからは全学生に優勝記念の花束が贈られました。記念の集合写真を撮影、優勝旗を中心に円陣を組んで宣揚歌を斉唱し、日本インカレでの必勝を期して祝勝会は終了しました。

 

これまで28回を重ねた女子の総合優勝ですが、かつてはインカレで優勝してもグラウンドで缶ビール1本、缶ジュース1本で乾杯、それで終わりということもありました。内々には女子選手だけで「反省会」と称する内輪の祝勝会を開いていたそうですが、ささやかであってもその都度お祝いの会を開催すべきであったと反省させられました。

 

選手は勝負に敗れることから多くを学びますが、勝つことによってもさらに得難い学びがあるはず。他者からの評価や承認を受け、自信を積み重ねていくことで、さらにモチベーションを引き上げることや士気高揚の源にもなるでしょう。それまでのトレーニングを評価し、成果をしっかりつかみ取って体に染み込ませることができる。祝勝会といっても勝者はごく少数で、大多数は敗者です。祝勝会では勝因も敗因も謙虚に受け止める契機になり、相互の承認と次への闘争心を生み出すチャンスにもなります。ひとつのトレーニング単位を褒められて終了できることは選手にとって至福のこと。和やかな良い祝勝会であったなあと余韻に浸りながら、祝勝会の意義をあれこれ再考しながら帰途に就きました。

笑顔で和やかに歓談する女子部員たち

 

日本選手権優勝の辻川(左)伊藤と談笑する宮下会長、尾縣部長

 

優勝旗・優勝杯WOと剱持主将

 

祝勝会終了後に全員で集合写真