【写真追加】第93回日本インカレリポート 

男女とも総合2位 21年ぶりのアベック制覇はならず
パリ五輪代表の鵜澤は200mで2度目の制覇

日本インカレは9月19日から22日まで川崎とどろきスタジアムで行われ、対校得点争いで筑波大は男女とも総合2位にとどまり、2003年以来のアベック制覇はなりませんでした。

59.5点の男子は77点の順大に及ばず、73.33点の女子は日体大の85.66点に届きませんでした。

男女短距離陣に故障者が続出したのが響きましたが、下級生には有望選手が多く、来季以降のジャンプアップに期待が持てます。

 

パリ五輪代表の鵜澤飛羽(4年:宮城・築館)は最終日の200mで2年ぶり2度目の優勝。序盤で出遅れましたが、ゴール前で抜け出し20秒64(+0.6m)で貫録勝ちしました。

井澤真(4年:北海道・立命館慶祥)が21秒36で8位。鵜澤は20日の100mではスタートで出遅れ、10秒28(-0.4m)で5位にとどまりました。

ハンマー投げは執行大地(M1:兵庫・市立尼崎)が69m30で優勝。

女子では砲丸投の大野史佳(M2:埼玉・西武台)が15m60を投げ、埼玉大時代の2022年に3連覇を果たして以来2年ぶり4度目の優勝を遂げました。優勝はこの3種目。

 

このほか、男子のやり投で巌優作(4年:兵庫・市立尼崎)が75m75を投げて2位、廣田元輝(M2:宮崎・都城西)が69m24で8位に入りました。

棒高跳の古澤一生(4年:群馬・前橋育英)は5m30で3位。

女子では3000m障害の本庄悠紀奈(M2:大阪・大手前)が10分09秒78で3位、小松夕夏(3年:佐賀・唐津東)が10分20秒56で5位に入りました。

走高跳ではルーキーの前西咲良(近大付属和歌山)が1m73で4位、同記録で宗澤ティファニー(4年:兵庫・滝川第二)が7位、八重樫澄佳(4年:岩手・黒沢尻北)が1m70で8位と全員が入賞。

棒高跳でも村田蒼空(2年:群馬・前橋女)が4m00で2位、相原ほのか(3年:神奈川・法政二)が3m80で8位のダブル入賞でした。

男子4×100mリレー(星颯人、鵜澤飛羽、久保井颯、木梨嘉紀)は39秒58で7位、女子4×400mリレー(森樺音、赤坂美結、勝くるみ、原田エミリー)は3分43秒71で7位でした。

 

男子はフィールドで35.5点を獲得して1位(2位の順大は29点)でしたが、トラックでは19点(1位の早大は59点)にとどまりました。

女子はフィールドで38.33点の2位(1位は九州共立大の44点)を占めたものの、トラックは32点で6位(1位は日体大の44点)でした。

2年生以下の入賞者は、男子で三段跳、砲丸投の2種目、女子では800m、1500m、10000m、走高跳、棒高跳、七種競技の6種目を数えました。(F)

 

入賞者一覧

 

総合成績

男子総合

  • 1位 順大 82点
  • 2位 筑波大 59.5点
  • 3位 早大 59点

女子総合

  • 1位 日体大 85.66点
  • 2位 筑波大 73.33点
  • 3位 園田学園女子大学 48点

その他対抗得点

  • 男子トラック 7位
  • 男子フィールド 1位
  • 男子混成 4位
  • 女子トラック 6位
  • 女子フィールド 2位
  • 女子混成 5位

 

男子棒高跳で3位に入った古澤のクリアランス

女子800m4位の勝

スタンドに手を振る女子走高跳8位の八重樫

2位に入った男子やり投の巌

男子ハンマー投で優勝した執行

4度目の制覇をした女子砲丸投の大野

男子200mで2度目の優勝を果たしたパリ五輪代表の鵜澤

 

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