筑波卒業生オリンピアンの略歴

明日から始まる陸上競技(オリンピック)に、卒業生3名が出場しますので、ご紹介します。

(寸評は副会長の 船原勝英さん)

男子 走高跳

  • 予選 7月30日(金) 9時15 分~
  • 決勝 8月 1日(日) 19時10分~

戸邉直人

29歳、194㎝、74㌔:大学院コーチング学専攻2018年度修了/JAL

千葉・専大松戸高時代の新潟国体で2m23の高校記録を樹立。11年の日本選手権で初優勝し、2度目の優勝をした15年には世界選手権(北京)に出場。18年のアジア大会(ジャカルタ)では銅メダルを獲得した。19年には3度目の日本選手権制覇を果たし、世界選手権(ドーハ)に出場。19年2月には室内で世界ランキング1位となる2m35の日本記録を樹立したが、その後はやや精彩を欠いていた。今季の最高は2m30で、日本選手権は2年ぶり4度目の制覇。大学院では「一流走高跳選手のパフォーマンス向上過程における事例研究」というテーマの修士論文を書き上げ、競技と研究両面で走高跳を究める努力を重ねている。

衛藤 昴

30歳・183㎝、68㌔:大学院体育学専攻2014年度修了/味の素AGF

三重・鈴鹿高専をへて筑波大大学院へ。世界選手権は15年、17年(ロンドン)大会に出場。前回のリオデジャネイロ五輪にも出場(予選敗退)した。3連覇していた日本選手権は3位にとどまった。今季の最高は2m30。

 

男子 200m

  • 予選 8月3日(火) 11時5分~
  • 準決勝 8月3日(火)20時50分~
  • 決勝 8月4日(水) 21時55分~

山下 潤

23歳、183㎝、69㌔:体育専門学群2019年度卒/ANA

福島・福島高から16年に筑波大入りし、短距離のエースとして活躍した。着実に力を伸ばし、3年の日本インカレでは向かい風4mの悪条件下で20秒66の好タイムで圧勝。4年生では主将を務め、200mでは20秒40の自己最高をマークし、五輪標準記録を突破した。19年世界選手権出場。今季の最高は20秒61、日本選手権は4位だった。三段跳で17m15の日本記録を持つ父の訓史さんは1988年ソウル五輪、続くバルセロナ五輪に出場した。兄の航平も前回リオデジャネイロ五輪の三段跳に出場し、親子二代、兄弟での五輪代表の夢を果たした。

 

パラリンピック

2021年8月24日(火)からは、パラリンピックも開幕します。

陸上競技は、27日~9月5日まで行われ、男子走高跳 T64 決勝 に、鈴木選手が出場します。

  • 決勝 9月3日 9:30 – 12:55

鈴木 徹

大学院・体育学専攻2017年度修了/SMBC日興証券

山梨・駿台甲府高時代はハンドボール選手で国体3位の有望選手だったが、筑波大入学直前に交通事故で右ひざ下を切断。走高跳に転じて2000年シドニー大会でパラリンピックへ初出場した。今回でパラリンピックは6大会連続出場で、過去最高は12年ロンドン、16年リオデジャネイロ両大会の4位。世界選手権は17年ロンドンで銅メダル、19年ドーハでは銀メダルを獲得した。片足に義足を付ける「T64」のカテゴリーで2m02のアジア記録保持者。義足で踏み切る選手が多い中で、鈴木は健常な左足で踏み切る。母国での大会で念願のメダル獲得を目指す。

ーー

是非皆さん、テレビの前で応援ください。(・V・)✊