年頭のご挨拶(令和2年)

待望久しい箱根の復活を起爆剤に

年頭に当り新年のご挨拶を申し上げます。穏やかな天気に恵まれ、ご健勝で新たな年を迎えられたことと存じます。元日に筑波神社を参拝しましたが、西方に富士山がくっきりと浮んで見え、幸先の良さを感じました。

会長 宮下 憲
(1970年卒)

いただいた賀状の中には、筑波の箱根駅伝復活を喜び、「生きている間には見られないと思っていた。夢のようだ」と添え書きされたものも多くありました。どの年代にとっても待望久しい箱根出場になりました。箱根を起爆剤に、筑波全体が大きく飛躍してほしいものです。

2日からはその箱根へ応援に駆け付けました。レースは関東学連の有吉正博会長(70年卒)の号砲でスタート。天候に恵まれたことや、大半の選手が履いたナイキのランニングシューズの影響もあり、稀に見る高速レースとなり、ほとんど初出場といえる筑波チームは苦戦を強いられました。

結果は総合20位に終わりましたが、選手はよく走りました。復路10区へのリレーで無念の繰り上げスタートになりましたが、貴重な体験をぜひ次に生かしてもらいたい。

本戦出場が決まった後、会員のみなさまから多くの支援金をお送りいただきました。心から感謝いたします。どうか、今後とも息の長いご支援をお願いします。

レース後には大手町で報告会兼交流会を開催しました。永田恭介学長からご挨拶をいただいたほか、全国から集まった往年の箱根ランナーが壇上でコメントのリレーをしてくれました。選手の家族やクラウド支援者も集まった盛大な会に圧倒されました。

 

いよいよオリンピックイヤーを迎えました。賀状のなかには「オリンピックの審判員をするのが楽しみ」という中堅の卒業生からのメッセージも目につきました。日本陸連へは多くの役員を送り込んでおり、他大学関係者から筑波のオリンピックと揶揄されるのも無理はないと感じました。大会の成功を支えるみなさんのご活躍を願っております。

箱根で幕を開けた今季は、関東インカレ、全日本実業団、日本選手権、オリンピック、日本インカレ、そして箱根予選会とビッグイベントが続きます。ぜひ競技場へ応援に駆けつけていただきたい。ご支援もよろしくお願いいたします。