会長挨拶

活動の輪を広げ経験継承を
歴史と伝統を充実・発展させよう

会長 名取英二
(1981年卒)

筑波大学陸上競技部OB・OG会の会長就任にあたり、ひと言ご挨拶申し上げます。

筑波大学陸上競技部は1902年(明治35年)に東京高等師範学校徒歩部として創部されて以来、東京文理科大学、東京体育専門学校、東京教育大学を経て120年を超える歴史を刻んできました。この間、オリンピック大会などの多くの世界大会に日本代表選手を輩出してきたのはもちろん、優れた指導者や研究者を数多く送り出し、日本陸上界の発展に大きく貢献してきました。このような歴史と伝統のある陸上競技部OB・OG会の会長として重責を担うことに些かの不安を感じておりますが、栗山佳也前会長の活動方針を引き継いで「会員相互の連携と親睦」と「筑波大学陸上競技部の充実・発展」がさらに推進できるよう尽力してまいります。

数十年前の大学生活を振り返れば、当時まだ珍しかったオールウェザーの陸上競技場で、雨に濡れながら走ることがただ面白く、授業を抜け出してはずぶ濡れになりながら走っていた記憶があります。トレーニングについての新しい知見が数多く発表され、さまざまなトレーニング方法が試されていた時代に、「走った分だけ強くなる」とひたすら走る練習を繰り返すなどのわがままな振る舞いで、周囲の方々にご迷惑をかけていたのだろうと赤面の至りです。

私達4期生が入学して4学年が揃い、陸上競技部の活動が筑波キャンパスだけで行われるようになりました。保谷グランドでの合同練習がなくなって練習は効率化できた反面、時として「筑波はわれわれの後輩でない」という厳しい声を聞くこともありました。そのような時代にあっても、インカレになれば多くの先輩が応援に駆けつけ激励してくださる姿から共に戦う意義と思いを一つにする喜びを学びました。このような貴重な経験を次代につなぎ、学生諸君が思う存分活躍できるような支援活動を続けたいと思っています。

OB・OG会は3,000名を超える大所帯になりましたが、活動にご協力していただいている方の数は限られています。共に活動できる仲間を増やして大きな輪を作り、後世に引き継げるよう努力してまいります。みなさまのご協力を賜りますようお願いをいたします。

2025年 夏

 

組織図

役員

2025.08.26更新

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